
若手・中堅社員の主体性を発揮する体験型アソビ研修!パニックテーマパーク活用事例:株式会社バップ様
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たつみまや
2025年1月23日
株式会社バップ様に謎解き研修プログラム「パニックテーマパーク」を導入いただきました。若手・中堅社員約40名を対象とした研修で、心理的安全性をテーマに、謎解きを通じて主体的に働きかけること、受容することをチームで学習するプログラムです。
本記事では、今回謎解き研修を実施いただくことをお決めになられた社内研修・採用教育を担当している人事のM様・T様へご導入のきっかけや研修効果について伺ったインタビューをご紹介いたします。
●導入企業様:
株式会社バップ様
●実施プログラム:
心理的安全性研修×パニックテーマパーク
●会場:
都内会議室
●企画・運営:
株式会社アソビズ
目次
- この記事でわかること
- インタビュー
- 【1】「若手・中堅研修」の目的・概要をご教示ください
- 【2】アソビズのパニックテーマパークを導入した動機を教えてください
- 【3】研修当日を振り返って、担当者として率直なご感想をお聞かせください
- 【4】研修当日を振り返って、印象に残ったシーンはありますか
- 【5】翌日以降 研修後の受講者や部署にどのような変化が見られましたか
- 【6】例年の研修と比較してパニックテーマパークの特徴や違いなどございましたら教えてください
- 【7】次のステップとしてどのような研修を受けさせたい等アイデアはありますか
- 【8】記事をお読みの方に向け、研修におけるTipsをご教示ください!
- 参加者の声
- 終わりに
この記事でわかること
◎体験型ゲーム研修「パニックテーマパーク」の様子や受講者の感想
◎株式会社バップ様での研修後の展望
インタビュー
【1】「若手・中堅研修」の目的・概要をご教示ください
M様:弊社では、年1回程従業員を対象に都度その年の課題に応じて研修を行なっています。昨年は全社向けで年次年齢の垣根を超えて、チームビルディング研修を実施しました。チームビルディングの中でも、「心理的安全性」と「コミュニケーション」をメインに行いました。コミュニケーションとして、ちょっとした雑談などは増えたと実感しましたが、業務内での意見交換にまでは反映されなかったと感じました。それを払拭する形として、今年は若手中堅に向けてより意見交換を促進するために、改めて「心理的安全性」をテーマに今年も実施することを決めました。また、今年からの中途入社の従業員フォローも兼ねております。
【2】アソビズのパニックテーマパークを導入した動機を教えてください
T様:座学メインだと、日常的に全員が裁量を持って業務に取り組んでいることもあり、「なぜ今、研修をわざわざ時間を取って座って話を聞いているのか」と批判的に捉えられてしまうことがあると過去の研修受講者アンケートからもわかっております。
エンタメ会社の特性上、なにかをつくるとか遊びのある研修だったら「あの時のワークだ」と記憶にも残りやすく前向きに受講をしてくれる傾向があったため、基本的には座学にならないようなものを企画しています。
(アソビズの「パニックテーマパーク」は)謎解きの中でも、謎解きだけに全振りしない。研修としてしっかり振り返り、メッセージを伝えることができると感じたので導入に至りました。
【3】研修当日を振り返って、担当者として率直なご感想をお聞かせください
M様:受講者に向けては「心理的安全性がテーマ」とは言いましたが、研修のねらいは「主体性を育て先輩や上司との意見交換を促進する」という研修ゴールがありました。研修会場に集まり外部講師が入ってきて最初のうちは緊張感が漂い様子を伺う感じでしたが、ワークを進行するうちに徐々に打ち解けていくのがわかり最終的にはプレゼンテーションをするシーンで皆が主体的に手を挙げていたのが印象的でした。
T様:普段から部署が違うと交流機会がなかったのですが、前回と異なり全員が若いこともあってか、いざワークが始まると話しやすかったようで、研修の後の懇親会でも盛り上がりました。後日、部署が異なるメンバー同士でランチを一緒に食べに出かける従業員を見かけるなど、新たな交流の幅が広がったことを実感しています。

当日のタイムライン
【4】研修当日を振り返って、印象に残ったシーンはありますか
M様:印象的だったシーンが二つあります。一つ目は、研修冒頭のまだ場が温まっていない段階での「チームリーダーは誰がやるか?」というグループワークでのエピソードです。しばらくシーンと静まり返った会場で、一人が最初に手を挙げた時が印象的でした。普段もその方は前に出てそういう役割を買う方なのですが、後輩たちにとってその存在が「自分もやらなくちゃ」というプレッシャーになり、その後のプログラムの進行にもいい影響が出たのかなと思います。
二つ目は、新卒で入社したIさんのプレゼンテーションです。新入社員時代から見ている身としては真面目な側面をよく見ていましたが、パニックテーマパークでのプレゼンテーションを通じてこれまで知らなかったユーモア溢れる一面を知れたのが良かったです。
T様:わたしも普段知っている人柄とは異なる一面が知れて良かったなと思います。普段控えめな子が謎解き中に重要な情報を握り、チームメイトに一生懸命説明しているシーンが印象的でした。思いがけず担うことになった役割でしたが、頑張って伝えようとしていて良かったですよね。

謎解き開始直後の各チームの様子
【5】翌日以降 研修後の受講者や部署にどのような変化が見られましたか
M様:業務内での交流が増えたなと感じます。例えば、この研修に経理部から2名が参加していました。そのうち1名が中途入社で社内での経験が浅いこともあり、他部署から経理に質問をする時はどうしても社歴が長い担当者に集中しがちでした。この研修を通じて人となりがわかったからなのか、中途入社の担当者にも他部署から相談が来るようになりました。
T様:先程お話ししてしまいましたが、以前であれば全く関わりのなかったメンバー同士でランチに行っていることを知り、部署を超えた輪ができていると実感しました。

【6】例年の研修と比較してパニックテーマパークの特徴や違いなどございましたら教えてください
M様:それぞれ全員が役割をもって実施できる点が最大の特徴だと思いました。指定されている役割分担がありつつも全員で取り組むべきタスクもあり、各メンバーがどういう働き方をすればチームがうまく働くか考えさせられたので、受講者自らに気づきがある研修でした。受動的にならず能動的に学習を促せました。
T様:遊園地をつくる謎解きゲームというエンタメでありながら、研修としてルールが複雑かつ限られた時間内でやらねばならないという構成と、会社の業務という世界観のバランスがちょうど良かったです。ゲームの途中で「取引先の人がこう言ってきている!」などといったリアルなエピソードが出てきて、実務にもリンクして考えてもらいやすかったです。

異なる役割を全うするチームメンバー
【7】次のステップとしてどのような研修を受けさせたい等アイデアはありますか
M様:次は、中堅・リーダー層の育成を検討しています。弊社で抱える課題でもあるのですが、年齢層として中堅・リーダー層が少なく、これからのリーダー育成の施策としてどのようなものが適切か検討中です。ただ過去アンケートからも、(年次に関わらず)受講者の本音としては座学ではなく謎解きのような楽しい内容を含んだものを、とは思っています。
【8】記事をお読みの方に向け、研修におけるTipsをご教示ください!
M様:チームの組み方は、普段関わりがないような人同士で組むように調整しました。年齢や部署、中途か新卒かなどバラバラのメンバー同士の交流を意識しましたが、結果、多様な立場同士でのチーム活動は学びが見つけやすかったように思います。あとは、主体的に働きかける人が各チームに散るように配置も気をつけました。
インタビューは以上です。ありがとうございました。
最後に実際に謎解きに参加した受講者の声をご紹介いたします。
参加者の声
▼感想
・意見は一度受け入れるという姿勢を改めて鍛えられ、発言もしやすくなりました。
・就活から時間が経って忘れていた自分の強みや弱みを再確認できた。
・苦手は抱え込まず、チームに共有し得意な人に任す。結果それがチームの底上げになると気付けた。
・チームワークで大切なコミュニケーションや、実務で大切なタイムキープなど、さまざまな要素が詰まっていた。
▼アンケート調査(資料ダウンロードより詳細をご覧いただけます)

終わりに
心理的安全性研修としての「パニックテーマパーク」は、受講者同士の自己開示と相互理解を促し実践的な学びを体得できます。部署や会社全体のエンゲージメント向上施策として考えている企業様は、ぜひご相談ください。
・受講者の主体性を発揮させたい
・受講者同士の自己開示・相互理解を促したい
パニックテーマパークのご活用に関する詳細の資料はこちらからご請求いただけます。
スケジュールやアンケート結果、実際に使用したワークシートの内容など詳細をご紹介いたします。