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本社移転イベントとして全社メンバーが参加!パニックテーマパークカスタム活用事例:松尾産業株式会社様

アソビズの『パニックテーマパーク』をカスタムし、『MATSUOテーマパーク』として導入いただいた松尾産業株式会社様の事例を紹介いたします。本記事では導入のきっかけや企画およびカスタマイズの内容、当日の様子、参加者さまの声をお届けします。全社イベントや自社らしさを組み込める研修コンテンツをお探しの方はぜひご覧ください。

●導入企業
松尾産業株式会社

●実施プログラム
パニックテーマパーク(カスタム版)

●会場情報
本社フロア

目次

▼本イベントのテーマ

社員のエンゲージメント向上および企業としてのさらなる成長と価値創造を目指し、新たな拠点に本社を移転いたしました。

ただ、成長を志向する中でも、松尾産業がこれまで大切にしてきた「他者をリスペクトする姿勢」は、今後も変わらず受け継いでいきたい価値観です。そこで本イベントでは、新たな拠点でのスタートにあたり、社員一人ひとりがその価値観を改めて見つめ直し、自分たちの在り方を考える場とすることを目的に、『社員エンゲージメントとロイヤリティの向上』をテーマとした研修を設計しました。

▼当日までの制作スケジュール

約2か月にわたり、二社間で密に連携をとりながらカスタム内容の調整を行いました。
8月上旬 初回ご相談
9月上旬 キックオフ会議
9月中旬~11月上旬 カスタマイズ実施
(ロゴ・ワークシート・専用目玉アトラクション制作)
11月21日 イベント当日

▼当日のスケジュール

スケジュール.png

▼イベント中の様子

▼いつものオフィスを研修仕様にレイアウト変更

▼秘書室で業務報告やアトラクション調達

▼謎を解く際も、いつの間にかみんなで立ち上がって相談

▼企画室からの依頼で各チーム1枚の企画書を作成中(※専用カスタマイズ)

▼同じ設問でもチームによって回答は実にさまざま

▼最後は完成したテーマパーク設計図を前に、グループにむけてプレゼン発表

▼今後の展望も含めて設計コンセプトを熱く語りアピール!目指せプレゼン賞!


▼専用カスタマイズ部分のご紹介

「松尾産業らしさを研修の中に取り込みたい」という想いと、本社移転という節目にあたり、松尾産業の“これから”を社員一人ひとりが考える機会をつくりたいという考えから、本イベントでは、現在の松尾産業の良さや大切にしてきた価値観を起点に、将来を考える企画書を作成するフェイズを設けました。制度や仕組みを一方的に“与えられるもの”として捉えるのではなく、「自分たちは、どんな会社を引き継ぎ、どんな未来をつくっていきたいのか」という問いに向き合い、外から与えられた正解ではなく、現場で感じている松尾産業の魅力や違和感を言語化し、未来へどうつなげるかを考える設計としています。もともとは謎解き研修後半で自由に取り組み、提出すると高得点となる専用目玉アトラクションが手に入る想定でしたが、謎解きに集中するチームが取り組まずに終わってしまう可能性や、役割分担によって一部メンバーだけで企画が完結してしまう懸念が挙がり、協議を重ねた結果、企画室からの正式な課題として全チームが集中して企画書制作に取り組む時間を設ける設計へと変更しました。
企画書の設問は、若手メンバーを中心としたプロジェクトグループが主体となってアイデア出しを行いました。当初7問あった設問を議論とブラッシュアップを経て最終的に4問に厳選しています。「今の松尾産業をどう捉えているか」「これからの松尾産業のために、何を引き継ぎ、どんな制度をつくるべきか」という現在と未来の2つの軸から自社を見つめ直すことで、社員全員が松尾産業について深く考える時間を創出するとともに、企画・設計そのものに主体的に関わることで、会社の価値観やこれからの在り方を“自分ごと”として捉える機会とすることも、本企画の重要な狙いの一つとしていました。

▼実際の企画書のフォーマット

▼提出された企画書(一部抜粋)

▼オリジナルでデザインした目玉アトラクション『MATSUOコースター』

▼お客様の声

・遊びも仕事も楽しくなければダメだし、本気にならないと楽しくない。そんな体験をさせてもらいました。
・初めてのチームビルディングのタイプでしたが、頭が柔らかくなる良いセミナーでした。
・メンバーとのコミュニケーションを通して、仕事の進め方や状況を俯瞰で見る重要性を認識することができました。
・他部署の方とのコミュニケーションによって新しい仕事が生まれる予感が感じられた。
・自分の意見だけでなく、分からないところは他の人に聞いてみて、違う目線を取り入れることの大切さを学ぶことができた。

▼企画メンバーより

企画を進める中で最も悩んだのは、「楽しさ」と「考える深さ」をどう両立させるかでした。盛り上がるだけのイベントにも、議論だけの研修にもしたくなかったため、参加者全員が自然と対話に巻き込まれる設計を意識しています。その過程で、こちらの意図や背景をどこまで正確に共有し、コンテンツに反映できるかも重要なポイントでしたが、aso-bizの皆さまには、松尾産業が大切にしてきた価値観や本社移転に込めた想いを丁寧に汲み取っていただき、早い段階で企画の方向性について共通認識を持つことができました。結果として、単なるカスタマイズにとどまらず、こちらが用意した問い以上に、参加者同士のやり取りから多くの気づきが生まれ、行動や対話が自然と立ち上がる設計につながったと感じています。今回のイベントで生まれた対話や視点が、松尾産業のこれからを考える際の「共通言語」として、今後も社内に残っていくことを期待しています。

▼終わりに

今回はパニックテーマパークのカスタマイズ事例をご紹介しました。aso-bizとしてもパニックテーマパークコンテンツに、大きなカスタマイズを加えるのは初めての挑戦でした。完成されたコンテンツを活かし、予算内でより価値の高い体験を参加者の皆様にしていただくためにはどんなカスタマイズにするのが良いか、約二か月に渡る試行錯誤を重ね、今回のカスタマイズが実現しています。実際に参加された皆様からも好評の声をいただき、企画書の内容は未来の制度を考えるうえでの素案となるアイディア収集の一助となっています。

1日のイベント・研修のために、フルオーダーメイドで依頼をするのは予算面や人的リソース面で難しい、けれども既製のパッケージをそのまま実施するのではなく自社要素を取り入れたイベントをしたい、そんなお悩みにお応えできるのがカスタマイズです!お気軽にご相談ください。